片田舎のおっさん剣聖5話、海外「40代の迷いを描くのが良い」【海外の反応】
From Old Country Bumpkin to Master Swordsman Season 2 - Episode 5 discussion

『片田舎のおっさん、剣聖になる』Ⅱ 第5話の海外スレ(r/anime)を人気順に93件読むと、猪狩りの回でありながら話題の中心はベリルの内面だった。「40代で、まだ何も分かっていないと感じている男を主人公にしてくれるのがありがたい。中年でも多くの人が抱えていることだ」という書き込みが、この回の空気を代表している。
盛り上がりは3つ。①母親が「明日は晴れ」と言い切って本当に晴れる導入(「母親が天気を当てるのは、天気が洗濯物に直結してるからだ」)②小柄なクルニが大猪を制圧し山から担いで下りる場面(「ゴールデンレトリバーの元気と、蟻の運搬力」)③そして翌週に控えた父子対決をめぐる予想合戦だ。「ベリルはとっくに父を超えていて、心の枷が外れていないだけ」という説と、「無意識に手加減していた展開は安易すぎて興ざめ。父が本物の怪物で、都に出てから伸びた息子がようやく並んだ、のほうが良い」という反論が並んだ。
『片田舎のおっさん、剣聖になる』Ⅱ 第5話。里帰り中のベリルが村の猪狩りに加わり、翌週の父子対決へ助走をつける回だ。r/anime の話数スレは人気順で93件。まず海外が食いついたのは、母親の天気予報だった。
“「母さんがそう言ってるから」で明日は晴れだと断言できて、しかもそれが本当に当たるの、なんか良いよな。 来週、ベリルと親父さんがついに決着をつけるのが楽しみだ。あの二人は本当に強い。どっちが上か見る時が来た”
It’s kind of awesome when you can say the weather’s gonna be good “because my momma said so” and it actually turns out to be true lol. I look forward to next week when Beryl and his pops settle things once and for all. Those two are incredibly strong. Time to see who’s stronger.
猪狩りのほうは、小柄なクルニが大猪を制圧して山から担いで下りたのが完全に持っていった。海外での彼女の扱いが固まってきてる。
ベリルのほうも見せ場はあったんだけど、直前の自分の台詞を裏切る形になっていた。
そして本題。翌週に控えた父子対決に向けて、「そもそもどっちが強いのか」の予想合戦が始まった。ここが今回いちばん長く続いた議論で、読みが真っ二つに割れてる。まずは「ベリルはとっくに超えてる」派。
“正直、ベリルはとっくに父親を超えてる印象がある。ただ彼には「自分にはできない、だからできない」という心の枷がかかってるだけだ。 親父さんがベリルに道場を任せた最大の理由も、それだと思う。新しい弟子たちを育てることで、ベリルに必要な自信をつけさせ、ようやく自分を信じられるようにしたかった。それに、教えることは皮肉抜きに最良の学び方のひとつでもある。 だからやっぱり、ベリルはとっくに父を超えていて、ただ父の影から出る最後の一歩=心理的な一歩を踏み出せずにいるだけなんだと思う”
Honestly, I get the impression Beryl surpassed his father long ago. It's just that Beryl has this mental block in place: "I can't therefore I can't." I believe that's the main reason why pops put Beryl in charge of the Dojo. The father wanted Beryl to gain some much needed confidence, to finally start beliving in himself, by training a bunch of fresh students. That, and teaching is unironically one of the single best ways to learn. So, again, Beryl likely surpassed his father long ago, he merely has been unable to take that last, mental, step out from under his dad's shadow.
“ベリルが無意識に手加減していた、という展開は、あまりに読めすぎていて少し興ざめだと思う。 それよりも、父親をベリル自身が知っているとおりの怪物級の剣聖として立てて、王都に出てから技も力も情熱も伸びたベリルが、ようやく父に並ぶ——という形のほうがずっと良い。 父親が息子の素質に気づいていて、自信をつけさせるために道場を渡した、という読みは好きだ。でも王都に発つ直前のあの時点では、父のほうが強かった。それははっきりしてる”
I think Beryl holding back subconsciously would be a way too telegraphed development and a bit of a letdown. Instead, letting his Father be a monster Master Swordsman Beryl knows he is and Beryl growing in skill, strength and passion since his move to Royal Capital, enough to match his father would be a much better development. I'd love to think that his Father was aware of his potential, and giving him the Dojo was one of the ways to try and push him to gain confidence so that he could still grow, but at that exact moment, before he went to Roayl Capital, his Father was stronger, clear as day.
この予想合戦の裏側にあるのが、ベリルの「もう歳だから」という口癖への海外のうんざり感だった。
“あの人は魔王を倒しても、手柄は全部「応援してくれた弟子たちのおかげ」って言うぞ。だって年寄りが一人でそんなことできるはずがないから。おっさんごっこが板につきすぎてる”
He could defeat a demon king and he would still give all the credit to his students cheering him on, because there's no way an old man could do that by himself. He's too deep in the old man larping.
ただ、その「もう歳だから」を抱えたまま、それでも前に出るところが、この作品が海外に刺さっている理由でもある。ここは笑いじゃなく、素の言葉で書かれてる。
“40代の男が、まだ何もかも分かってはいないと感じている——それを主人公にしてくれるこのアニメが、本当にありがたい。中年になっても、多くの人がまだそれを抱えてるんだよ”
I really appreciate that this anime features a dude in his 40s who feels he hasnt figured everything out yet. Its something many people still go through, even if they are middle aged.
殺陣の細かい検証も相変わらず出てて、今回は弟子同士の立ち合いが解剖されてた。
“牙のでかい猪を出すことで、ある程度「剣で渡り合える」ようにしてるの、話の作り方が上手いな。 ヘンブリッツ対ランドリドも良かった。特にランドリドの受けと流しが好きで、『スター・ウォーズ』のフォームIII・ソレスを思い出した。オビ=ワンが使う防御主体の型だ。だとするとヘンブリッツはフォームIV・アタルーに近い構えってことになる。攻撃的で軽業的なやつだ。 ついでに言うと、あの戦いで一番好きだったのは、ランドリドが踏み込んでヘンブリッツの大技を出しきる前に潰した場面。どの武術にもこの種の防御・反撃技はある。攻撃の出際に合わせて動くか、構造の弱点を狙うやつだ。実際の試合や戦いでこれをほとんど見ないのは、まさにベリルが言っていたとおり、相当な勇気が要るからだ。攻撃から離れよう・身を守ろうとする本能を上書きしないといけない。もちろん技術も要る。しくじれば攻撃をまともに食らうか、まずい位置に入ってしまうからだ。 ベリルというキャラを面白いと思ったことは無かったんだけど、この回の彼の変化は素直に好きだ。年老いた男がもう一度若さを取り戻す話って、あまり語られないからな”
Heh pretty crafty of the story to have hogs with massive tusks so they can still somewhat "fence" them. Henblitz vs Randrid was pretty cool. I especially liked Randrid's way of blocking and parrying, it reminded me of Form III Soresu from Star Wars. The defensive style that Obi-wan uses. I suppose then Henblitz could be considered to be using a Form IV Ataru kind of attitude: aggressive and acrobatic. Speaking of, my favorite move of the fight was definitely how Randrid stopped Henblitz's ult short by rushing in and clashing the two sword's strongs. In pretty much any martial art you can find defensive and counterattacking techniques of this sort: moving against an attack early or targeting a weak spot in its structure. In real matches and fights you will almost never see them precisely because of what Beryl mentioned about needing a lot of bravery to do it. You need to override your natural instinct to move away/protect yourself from an attack. Of course you also need great technical ability because if you fuck it up you'll eat the attack in full or end up in a bad position. I never considered Beryl's character interesting, but I'm actually liking his development this episode. An old guy feeling young again is not a commonly done tale.
母の天気予報で始まって、猪を担ぐ女の子で笑って、最後は40代の生き方の話になる。この作品が海外で静かに評価されてる理由、たぶんこの落差の付け方なんだよな。
よくある質問
- 片田舎のおっさん剣聖Ⅱ 第5話は海外でどう受け取られた?
- 中年の主人公像への共感が中心です。「40代で、まだ何もかも分かってはいないと感じている男を主人公にしてくれるのがありがたい。中年になってもそれを抱えている人は多い」「夢を追え、諦めるな、というメッセージが来るとは思っていなかった。癒し系として見ていたのに、今シーズンのテーマが古い骨身に響いている」といった書き込みが並びました。
- 父子対決の予想はどう割れている?
- 二つの読みがあります。ひとつは「ベリルはとっくに父を超えている。『できないからできない』という心の枷があるだけで、道場を任されたのも自信を付けさせるためだった」という説。もうひとつは「無意識に手加減していた、という展開は分かりやすすぎて興ざめ。父を本物の怪物として立て、都に出てから伸びたベリルがようやく並ぶ形のほうが良い」という反論です。
- 殺陣についてどんな指摘が出た?
- ヘンブリッツとランドリドの立ち合いが具体的に分析されました。「ランドリドの受けと流しは『スター・ウォーズ』のフォームIII ソレスに似ている」「一番良かったのは、ランドリドが踏み込んでヘンブリッツの大技を出しきる前に止めた場面。武術には同種の技術があるが、実戦ではまず見られない。ベリルが言っていたとおり、身を守ろうとする本能を上書きする勇気が要るからだ」と、実際の武術と結びつけた読みが投稿されています。
片田舎のおっさん剣聖4話、海外「ジョーダンの息子と同じだ」【海外の反応】
“何話か前にも書いたけど、これはマイケル・ジョーダンの息子として、自分はコートで大したものだと思えるか、という話なんだ。 特に田舎で育って、そのジョーダンが有名人ですらない環境ならなおさらだ。親父は小さな池の大魚で、自分はその隣にいる稚魚だ——そう思って一生を過ごすことになる。 そこまで基準が歪んでいれば、ベリルが複合的な劣等感を抱えるのも無理はない”
この反応を読む「片田舎のおっさん、剣聖になる」の海外の反応は、この記事をふくめ全 10 本。 作品ページでまとめて読む →
ほかの作品もふくめた最新の反応は、アニメの海外の反応まとめで毎日更新しています。
ほかの反応も読む
- 片田舎のおっさん、剣聖になる
アニメr/anime片田舎のおっさん剣聖6話、海外「爆発じゃない殺陣が懐かしい」【海外の反応】
『片田舎のおっさん、剣聖になる』Ⅱ 第6話、ベリルと父モルデアの立ち合いの回。海外スレ(r/anime)を人気順に101件読むと、総意は「ちゃんと目で追える殺陣が帰ってきた」だった。「爆発する立方体じゃなく、組んで、崩して、柄で殴る戦いが恋しかった」という書き込みが上位を占めている。 議論は演出論に踏み込んだ。「最近のアニメの戦闘は、接近戦より周囲の破壊スペクタクルをやりたがる」という共感に対し、「派手に見えてもスペクタクルのほうが絵コンテは楽だ。まともな戦いは重さや重心を常に管理しないといけないから時間がかかる。作画の話はたいてい時間と予算の話になる」という指摘が返っている。さらに父の戦い方が「卑怯なほど老獪」だったことから、「実戦に卑怯も何も無い」という応酬まで発生した。 感情面では、父に勝ったベリルが泣いた場面に反応が集中している。「あの勝利は大きな壁だった」「劣等感をようやく越えられたなら嬉しい」。編集部注: 第2期は2026年7月から水曜深夜に放送・Prime Video で配信中で、この第6話が季節の山場にあたる。
コメント 101 件
2,508 likesアニメYouTubeBLEACH、原作に無い一護の卍解シーンに海外ファン「もうアニメの方が正典だろ」論争勃発【海外の反応】
『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』の一護・新卍解シーンだけを切り出した海外クリップに、961件のコメント。最上位(2,508いいね)は「これマジでアニメオリジナルだから、原作には無いシーンだぞ」という驚きの声で、原作読者も含めて長年待ち望んだ展開への歓喜が広がった。 コメント欄では「もうアニメの方が正典で原作は先行未完成版」という説まで飛び出す一方、「いや原作はあくまで設計図だろ」と冷静に返す声、さらには「これ実はスケールダウンでは」という異論への反論合戦も起きるなど、原作に無い改変を巡って賛否が入り乱れた。 編集部注: 千年血戦篇のアニメは原作者・久保帯人氏が監修についており、原作の駆け足展開を補うオリジナル場面を随所に追加している。
コメント 961 件
4,088 likesアニメYouTubeBLEACH第45話、織姫の覚醒シーンだけ切り出した動画に「織姫叩きはもう許さん」の大合唱【海外の反応】
『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』第45話、織姫がユーハバッハを消し去る覚醒シーンだけを切り出した海外クリップに、1,154件のコメント。最上位(4,088いいね)は「織姫への誹謗中傷はもう一切許さない!」という宣言で、長年“空気”“戦えないキャラ”と叩かれてきた織姫の評価が、このワンシーンで完全にひっくり返った様子がうかがえる。 コメント欄では藍染の古いセリフとの伏線回収を指摘する声、茶渡の出番の薄さを惜しむ声、恋愛方面の深読みまで、織姫評価の急上昇を巡ってさまざまな角度の反応が飛び交った。 編集部注: このクリップは第45話全体ではなく織姫の覚醒シーンだけを切り出した拡散用動画で、同じ話数を扱った実況動画(当サイト既報)とは別の海外反応。
コメント 1154 件- コラムアニメ
海外は作画を褒める、は本当か。訳したコメント11,705件を全部数えてみた
7月の終わりに、日本と海外ではコメント欄の性格が違うという話を書いた。毎晩どっちも読んでいる僕の体感の話で、あのときは数字を一つも出していない。今日はその答え合わせをする。うちのサイトに溜まった対訳済みのコメントは、8月23日の時点で11,705件になった。海外の反応が7,379件、日本のファンの反応が4,326件、記事にすると525本ぶん。全部に語彙の辞書を当てて、何を語っているかで機械的に分類してみた。結果を先に言うと、僕の体感は半分当たっていて、いちばん自信があったところが見事に外れていた。