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幼女戦記Ⅱ2話、政治将校の登場に海外「敵より厄介な味方」【海外の反応】
Knowing Your Enemy! - Saga of Tanya the Evil II Episode 2 Reaction!
出典 YouTube全85件から17件を訳出原文併記海外の反応まとめ編集部
『幼女戦記Ⅱ』第2話の海外リアクション動画に、コメント85件。最上位(52いいね)は戦闘の感想ではなく『イルドアはイタリアだよ』という国名の答え合わせで、この回のコメント欄は戦線よりも「敵と味方の正体」の話で埋まった。
連邦の政治将校リリヤがメアリーに近づく場面には『国家のために人を利用するよう訓練されてる』という解説が並び、その上司ロリヤについてはモデルになった実在人物まで持ち出される。はっきり割れたのは「そもそもこの戦争を始めたのは誰か」で、『最初に攻め込まれたのは帝国のほうだ』(17いいね)に対して『もう誰が最初に石を投げたかは関係ない』という返しが付いた。合間には、コーヒーと靴下で幸せそうなターニャに和む声も挟まる。最後はこの作品のコメント欄が毎度たどり着く、あの考察で締まる——。
『幼女戦記Ⅱ』第2話は、前線が大きく動くというより、これから殴り合う相手の顔ぶれを見せる回だった。海外リアクション動画に付いたコメント85件で真っ先に伸びたのは、でも戦争の話じゃない。パスタの話に52いいねが付いてる。
イルドアはイタリアだよ。『砂漠のパスタ作戦』のパスタはあそこから来てる。同盟国のために何か貢献したかったんだ。
Ildoa is Italy. The pasta from Operation Desert Pasta came from them since they wanted to contribute with something for their allies.
イルドア=イタリア、というのはコメント欄では前提として共有されてる。というか、そこから先はみんな遠慮なくイタリア扱いしはじめる。
冗談の下には、ちゃんと読みもある。
イルドアはイタリアに当たる。帝国には、イルドアが自国のものだと思っている領土がある。史実のイタリアとまったく同じだ。 そしてこれも史実のイタリア人と同じで、彼らは日和見でちょっと無能。今のイルドアは帝国に残された唯一の貿易相手で、そこで儲けている。 イルドアがやろうとしてるのは、かつて王国がやったのと基本同じゲームだ。ぎりぎりまで待って、最後に仲介者として割って入り、負けるであろう帝国からできるだけ搾り取る。彼らは帝国が負けると思ってるからな。笑えるのは、ターニャを観戦していたイルドアの武官が「帝国、普通に勝てるのでは」と気づく場面だよ。
Ildoa is the Italy analogy. The empire as territory that Ildoa considers theirs much like Italy did in our history. And much like the Italians of our world’s history they are opportunistic and slightly incompetent. The Ildoans at this point are the only trade partner the Empire has and they are benefiting from that. The ildoans are essentially trying to play a similar game the Kingdom did which is wait till the last possible minute them swoop in to be the mediator to get as much out of the Empire when they lose, because they think they will. One of the more hilarious moments is an Ildoan observer to Tanya realising that the Empire could conceivably win.
で、この回の本題は連邦側だ。ゼートゥーアの演説と、メアリーに妙に馴れ馴れしく近づいてくる政治将校リリヤ。41いいねを集めたこの人は、自分が演説に乗せられたことまで白状している。
正直に言うと、ゼートゥーアのプロパガンダ演説にまんまと乗せられた。 なぜか、政治将校のリリヤがメアリーと仲良くなったところで、ものすごく気持ち悪くなった。 あと今さら思い出したけど、ターニャの副官って白系ロシア人なんだよな。彼女がロシア系だってこと忘れてた。
Frankly speaking, I admit that I ate into Zetur’s propaganda speech. For some reason, I felt extremely uncomfortable when commisar Liliya became chummy with Mary. It also just occurred to me that Tanya’s ADC is a white Ruskie. I forgot that she’s a Ruskie.
リリヤが何者なのかの解説は、すぐに何本も付いた。
その背後にいるロリヤについても、モデルになった実在の人物ごと説明が入る。この作品のコメント欄、だいたい歴史の授業になるんだよな。
あのロリヤってやつ、実はかなりリアル。モデルはラヴレンチー・ベリヤ、スターリンの秘密警察のトップで後継者(フルシチョフが出てくるまでは)、そして最低の人間だ。街を車で流して未成年の少女をさらっていたことで知られてるし、支配したい相手の家族や恋人を逮捕したりもした。しかもこれは彼がやったことのほんの一部。 あとリリヤが怪しいのは当然で、政治委員の仕事は反革命的な思想を潰して共産主義イデオロギーを広めること。だからメアリーをプロパガンダの道具にするか、少なくとも自分の目的のために操りたいはず。ただ、一緒にいる男のほうが興味深い。彼は魔導師だから、たぶんグラーグから引っ張り出されてきたばかりで、戻りたくない。彼女には彼を送り返す権限があるから、彼は彼女に怯えてるはずだ。
That Loria guy is actually realistic, since he's based on Lavrentiy Beria, who was Stalin's head of secret police and his successor (until Chruschev came along) and also just the worst. He was known for driving around city and kidnaping underage girls for his pleasure, also he was arresting families and loved ones of people he wanted to control and that's only fraction of what he did. Also of course Lilya is sus. She's political comissioner and her job is to supress any anti-revolutionary thoughts and promote communist ideology, so she probably wants to make Mary into some propaganda piece or at least manipulate her for her purposes. The guy she's with is more interesting though. Since he's mage, they probably just pulled him out of Gulag and he doesn't wanna go back there, so he must be tertified of her, because she has the power to send him back.
じゃあ、その相手をするメアリーはどうなるのか。この回でいちばん冷たい言葉が出たのはここだった。
そう、ただそれ以上に、メアリー・スーが病的に純真で、自分の理想に目が眩んでいて、あのNKVD将校がどれだけの蛇か見抜ける可能性がゼロだからだよ。ああいう人間が危険なのは、世界の仕組みと道徳を子どもの理解度でしか持っていない人間の手に、大きな力が握られてるからだ。しかも無謀で、規律がなくて、思いやりもない。連邦の連中と会う場面がまさにそれ。上官の判断を仰ぐどころか、平然と頭越しにやって、一度却下された話を蒸し返して上官の権威を公然と潰しにいってる。 メアリー・スーみたいな敵より最悪なのは、メアリー・スーみたいな味方だ。
Yes, but also because Mary Sue is pathologically naive and so blinded by her own ideals that she has absolutely no chance of recognizing what a snake the NKVD officer is. This is what makes people like Mary Sue so dangerous, because you have a lot of power in the hands of someone with a child's understanding of morality and how the world works. And she is reckless, undisciplined, and inconsiderate. Which is shown when she meets the Russians. Instead of deferring to her superior officer she blatantly goes over his head, basically openly undermining his authority, to re-litigate an issue he had already shut her down on earlier. The only thing worse than an enemy like Mary Sue is an ally like Mary Sue.
一方で、はっきり割れた論点もある。「そもそもこの戦争を始めたのは誰なのか」だ。
念のため。忘れてる人へ、最初に攻め込まれたのは帝国のほうだからな。連合国側からだ。
FYI : for anyone who forget, empire is the one get attacked first by allies
そして今回いちばん効いていたのが、ターニャの反共がそのまま裏目に出ている、という読み。
原作のこのくだり、好きなんだよな。ターニャは、自分がやった首都攻撃とプロパガンダ映像のせいで、あの国の全員が愛国心のもとに団結してしまったことに気づいてない。昔からある話だ。本土を攻撃されれば国旗のもとに結集する。外敵と戦うときは政治的対立なんて脇に置かれる。ターニャは共産主義が嫌いすぎて、この教訓を完全に忘れてた。笑える。
i loved this part of the novel, tanya had no idea that her whole attack on the capital city and her propaganda video made everyone in the country unite under a nationalist cause. Tale as old as time, an attack on the homeland causes a rally to the flag. Political divisions get tossed to the side when fighting a foreign invader, and tanya forgot about this lesson completely because she was too fixed on how much she hates communism. Hilarious
とはいえ重い話ばかりでもなくて、コーヒーと靴下の回でもあった。ターニャがあんなに嬉しそうな顔をするの、確かにあんまり記憶にない。
そして最後は、この作品のコメント欄が毎度たどり着く場所へ落ちていく。
ひとつ仮説がある。もしセレブリャコーフが存在Xだったら? いつもターニャのそばにいるし、あの小さなくるみ割り人形を棚に置いたのも彼女だ。
I’ve got a theory. What if Serebryakov is Being X? She’s always with Tanya and she put those little nutcracker figure on the shelf.
「敵を知れ」という回のはずが、いちばん正体の知れない相手はずっと隣にいる副官のほうだった、というところに着地する。放っておくと必ずここに戻ってくるんだよね、この作品は。
幼女戦記Ⅱ11話 親友の暗殺計画に海外「悲劇を無駄にするな」【海外の反応】
悲劇を無駄にするな
この反応を読むよくある質問
- 幼女戦記Ⅱ第2話はどんな回?
- コメント欄で語られている範囲では、連邦側の人物が出そろう回。政治将校リリヤがメアリーに接近し、その背後には秘密警察のロリヤがいる。帝国側ではゼートゥーアが演説を行い、前線のターニャはコーヒーと防寒装備の支給に喜んでいる。
- 政治将校リリヤはなぜ怪しいと言われている?
- コメント欄では「政治将校は国家のために人を利用するよう訓練されている」「スパイであり、同行する魔導師を監督する役でもある」と説明されている。メアリーに友好的なのは彼女を通じて“同盟国”の情報を取るため、あるいはプロパガンダの道具にするためだ、という見方が紹介されている。
- 海外の意見が割れた点は?
- 「そもそもこの戦争を始めたのは誰か」。『最初に攻め込まれたのは帝国のほうだ』という整理が支持を集める一方で、「ある時点から、最初に石を投げたのが誰かはもう関係なくなる」という返しも付いた。
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コラムアニメr/anime(朝日新聞の鈴木敏夫インタビューをAUTOMATON WESTが英訳した記事のスレッド)
ジブリ風AI画の海外の反応。鈴木敏夫Pが取材を全部断っていた理由と、宮崎駿の生命に対する冒涜がいまも誤解されている話
ジブリのプロデューサーの鈴木敏夫さんが、ジブリ風AI画像が出回っていたころの取材依頼をぜんぶ断っていた。どうせ飽きるから、というのがその理由で、朝日新聞のインタビューでそう話している。この記事が英語になってr/animeに貼られた日、僕は荒れるほうに賭けていた。開いたら、上から下までほぼ全員が同意していた。毎晩コメント欄を訳している側として、この全面同意のほうに驚いた。ここでは、その日のスレで実際に何が言われていたか、英語圏のファンがAI製のものを指して使うslopという言葉、そして宮崎駿さんの生命に対する冒涜がいまも誤解されたまま出回っている件を、順番に書いていく。