片田舎のおっさん剣聖8話、海外「ベリルがやっと主人公してる」【海外の反応】
From Old Country Bumpkin to Master Swordsman Season 2 - Episode 8 discussion

『片田舎のおっさん、剣聖になる』Ⅱ 第8話の海外スレ(r/anime)を人気順に75件読むと、総意は「ベリルがやっと主人公らしく動き始めた回」だった。同時に、襲撃で命を落とすヴェスパーについては「指輪を見せた瞬間に全員が察していた」という書き込みが並んでいる。
論点は3つに割れた。①出発前の婚約指輪=あまりに分かりやすい死亡フラグ ②父を破って以降のベリルの態度の変化(縁談を正面から断る、鈍感なふりを自分で認める)③殺陣の考証。「同じ場所を二度突いたのは外套を貫くためか」という質問から、斬撃と刺突どちらが貫通するかの説明が始まり、そのまま防具デザインへの容赦ない批評まで転がった。一方で終盤の「結婚に反対している者がいる」という筋は分かりにくかったらしく、誰の結婚式の話なのかを聞き合うやり取りが続いている。
『片田舎のおっさん、剣聖になる』Ⅱ 第8話。王族の結婚式に向けた警備の打ち合わせで辺境伯領を訪ねた一行が、帰り道で傭兵団に襲われる回だ。r/anime の話数スレは人気順で75件。ただ、その大半は襲撃そのものより「あの人が死ぬのは分かってた」という話をしてる。
“あの兄ちゃんが指輪を見せた瞬間に嫌な予感がした。かわいそうに。ベリルはあの傭兵どもに百倍にして返さないとな”
Minute bro showed that ring, I had a bad feeling. Poor guy. Beryl’s gonna have to pay those mercs back hundredfold.
出発前に婚約指輪を見せて「帰ってから渡す」。この二段構えで全員が察した。ただ、悔しがり方がちょっと具体的なのが海外のこの作品のスレらしいところで、死んだのが「ベリルの教え子」だったところに引っかかってる人がいる。
“ヴェスパーがベリルに指輪のことを打ち明けた瞬間、死亡フラグが立ったと分かった。殺されてしまったのは残念だ。ベリルがヴェスパーとフラウに連携を教えるんだろうと思っていたのに、その個人授業は何も描かれないまま、ヴェスパーは死んだ。あそこはもっと話を見たかった。 その一方で、ベリルの教え子が——最近の教え子とはいえ——殺されたことで、彼に火がついたようだ。だから今後が楽しみでもある”
The moment I saw Vesper letting Beryl know about the ring, I realized he had risen the death flag. It's unfortunate to see he was killed, I thought Beryl was going to teach Vesper and Frau to work together, but nothing was shown of the private lessons, and now Vesper is dead. It would have been nice to see more story there. On the other hand, a student of Beryl's got killed, albeit a recent one, and it seems to have got him fired up, so I am curious to see his actions to the ones that caused it. It was nice to see Beryl chilling with a guy his age, he and Gisgarte really felt like old friends. Their scene felt a little paced, but their banter was fun. It was odd for Gisgarte to propose his daughter to Beryl, so I'm glad Beryl told him he'd have to call him "father" if he did lol.
で、この回の本題はベリル本人の変化だった。縁談の圧力を正面から断り、アリューシア相手に鈍感なふりをしてるのを自分で認める。ここが刺さってる。
“ベリルがやっと主人公らしく動いてる。最高だ”
Beryl is finally acting like a main character. I love it.
“ベリルが自信をつけて、自分はもう「片田舎のおっさん」じゃないと認め始めてるのが、ちゃんと続いてるのが良い。アリューシア相手にわざと鈍感なふりをしてると本人が認めてもいた。 殺陣も相変わらずよく組まれてて、アリューシアの受け流しも「同じ動きを5回コピペ」みたいにはならなかった。あと確信は持てないんだけど、ベリルが同じ場所を二度突いたのは、外套を確実に貫くためだったのか?”
Beryl gaining confidence more and more and accepting he's not just some old country bumpkin anymore is actually sticking. Also he admits that he plays dumb on purpose w.r.t. Allucia. Also the fight was well choreographed as always, even the deflection from Allucia didn't feel like "movement copy paste x 5". Also I'm 100% sure but did Beryl strike the same place twice so that he could be sure he pierced the coat?
この最後の一行に、ちゃんと答えが返ってくるのがこの作品のスレなんだよな。
“それもあるけど、たぶん同じくらい重要なのは、斬るんじゃなく刺したことだ。切断も貫通も、エネルギーをどれだけ小さい面積に集中させるかで決まる(斬撃なら刃、刺突なら切っ先)。切っ先は刃よりさらに接触面積が小さいうえ、剣身はそれなりに硬い(見た感じこれは斬撃・刺突兼用の剣だ)から、刺突のほうが貫通力はずっと高いはずだ。現実の剣でも同じで、斬撃では抜けない厚手の外套が、刺突ならかなりの確率で貫ける”
Partially, but it likely as important that he stabbed it instead of cut. A lot of cutting and penetration comes down to the concentration of energy into a very small surface area (the blade edge with a cut, the point with a stab). Between the point having even less surface area than the edge and most sword blades being decently stiff (and this is definitely a cut-and-thrust blade by appearances), it should actually have much greater penetrative capacity in a thrust than a cut. A similar thing tended to be true of swords irl, where heavy coats that were difficult to overcome with cuts could be penetrated with decent reliability by a stab.
剣の話になると急に講義が始まるの、この作品の海外スレの名物だ。ただ面白いのは、その同じ人が防具の考証には一切容赦しないところ。褒めと批判が同じ書き込み手から出てくる。
“まあ、防具については、armor の仕組みを少しでも知ってるなら全部ひどい。アリューシアのはまだマシなほうだ。スレナに至っては armor どころか服ですらない。クルニは役に立たないどころか有害な胸当てと、いちばん重要度が低くていちばんエネルギーを食う足回りの防具を着けていて、まともなのは籠手・前腕当てくらい。しかもそれも設計がひどい(手のひらの内側に金属板がある)。ローズは胸すら覆いきれない boobplate と、無駄に巨大な肩当てと、東アジアの防具を鋼鉄でずっと重くしたような特大のタセットを提げている。男の防具に至っては、ほぼ全部が20世紀後半のスーツを金属で作ったような代物だ。 防具の外に目を向けても、美術は中世と、18〜19世紀ヨーロッパに近い「なんちゃって中世」と、西洋風に塗り直した日本の歴史衣装・甲冑と、現代的な要素のごった煮だ。脚本は達者なのに、視覚デザインはよくある「なんちゃって中世ヨーロッパ」の漫画・アニメの域を出たことがない。この作品の強みは、そこそこの剣術理解と、HEMA へのわずかな目配りを備えた脚本のほうで、絵のほうは頭を空にして見るお約束頼みだ”
I mean, the armor in general sucks if you even slightly understand how armor works. Allucia's is arguably the least eggregious. Surena is not even really clothed, nevermind armored. Curuni has a worse-than-useless breast cup and the least important and most energy-costly armor, feet and lower leg; her gauntlets-vambraces are the only part that remotely logical, and those have tertible design (metal strips on the inside of the palms). Rose has a boobplate that does not even fully cover the chest, a uselessly giant pauldron, and massive useless weights in her oversized tassets (which are basically much heavier giant steel versions of East Asian armor). And pretty much every man's armor is a late 20th century suit made of metal. Even outside of the armor, the aesthetics are a mash-up of medieval, rustic-faux-medieval more resembling 18th-19th century Europe, historical Japanese fashion and armor with a faux-Western paintjob, and modern elements. While the writing is competent, the visual design has never really been any better than other faux-European medieval manga/anime fantasy. The strength is in the writing with passable understanding of swordsmanship, mild of HEMA, and largely turn your brain off trope reliance in the visuals.
恋愛のほうも動いた回で、辺境伯の妹・シュステの評判が一気に上がってる。理由がだいぶ実務的なのが笑うところ。
ところが終盤、「結婚に反対している者がいる」という筋になった途端、スレ全体が転んだ。誰の結婚式の話なのか分からなくなった人が続出してる。
“前のシーズンでベリルとアリューシアが守った王子と姫の結婚式のことだ。今回の訪問は建前としてはその功績を称えるためのものだけど、同時に騎士団と辺境伯が結婚式の警備をすり合わせる場でもある”
It's the wedding of the Prince and Princess whom Beryl and Allucia protected last season. This visit, on paper, was to honor Beryl and Allucia for that act, but it's also so the Order and the Margrave can meet and coordinate security for the wedding.
それでもこの回、シーズン2でいちばん好きだと言い切る人がいた。
“みんなが言ってるとおり、出発前のあの場面で彼が死ぬのは明らかだった。 総合すると、これがシーズン2で一番好きな回だ。ベリルがちゃんと自分を省みていたし、妹キャラはうっとうしくならない範囲で軽妙だったし、アリューシアも指摘されて自分の気持ちと真剣に向き合い始めた。そして、この作品でいちばん強い部分である人間対人間の戦闘が最高だった。A+”
As others said, when the scene before they left happened it was clear the poor guy was dead. Overall I think this was my favorite episode of season 2. Beryl showing good reflection, the sister was a fun flirty character without being tedious, Allucia got called out and is thinking about her own feelings more seriously, and we got an awesome human on human fight which are the strongest part of this show. A+.
死亡フラグは指輪の時点で全員に読まれ、突きの理屈は講義レベルで検証され、なのに肝心の「誰の結婚式か」だけ誰も分かってない。この作品の海外スレ、食いつく場所が毎回きれいに偏ってて、そこが好きなんだよな。
よくある質問
- 片田舎のおっさん剣聖Ⅱ 第8話の海外の評価は?
- 「シーズン2で一番好きな回。ベリルがちゃんと自分を省みているし、この作品最大の武器である人間対人間の戦闘も見応えがあった。A+」という評価が出ています。ベリルについては「やっと主人公らしく動いている」「父を破って自分が最強だと知ってから、迷いがはっきり減った」という受け止めが中心です。
- なぜ「死亡フラグ」と言われているの?
- 出発前にヴェスパーがベリルに婚約指輪を見せ、「帰ってから渡す」と話したためです。コメント欄では「指輪を見た時点で『はい、フラグ』と思った」「そんなフラグの立て方するなって」と、襲撃より前に結末を察していた書き込みが並びました。
- 剣術・防具の考証はどう語られている?
- 「ベリルが同じ場所を二度突いたのは外套を確実に貫くためか」という質問に、「斬るより刺すほうが接触面積が小さく貫通力が高い。現実の剣でも、斬撃では抜けない厚手の外套が刺突なら貫ける」と説明が返っています。一方で同じ書き手は防具デザインには厳しく、「この作品の強みは脚本と、そこそこの剣術理解・HEMA への目配りであって、視覚デザインではない」と切り分けています。
片田舎のおっさん剣聖4話、海外「ジョーダンの息子と同じだ」【海外の反応】
“何話か前にも書いたけど、これはマイケル・ジョーダンの息子として、自分はコートで大したものだと思えるか、という話なんだ。 特に田舎で育って、そのジョーダンが有名人ですらない環境ならなおさらだ。親父は小さな池の大魚で、自分はその隣にいる稚魚だ——そう思って一生を過ごすことになる。 そこまで基準が歪んでいれば、ベリルが複合的な劣等感を抱えるのも無理はない”
この反応を読む「片田舎のおっさん、剣聖になる」の海外の反応は、この記事をふくめ全 10 本。 作品ページでまとめて読む →
ほかの作品もふくめた最新の反応は、アニメの海外の反応まとめで毎日更新しています。
ほかの反応も読む
- 片田舎のおっさん、剣聖になる
アニメr/anime片田舎のおっさん剣聖5話、海外「40代の迷いを描くのが良い」【海外の反応】
『片田舎のおっさん、剣聖になる』Ⅱ 第5話の海外スレ(r/anime)を人気順に93件読むと、猪狩りの回でありながら話題の中心はベリルの内面だった。「40代で、まだ何も分かっていないと感じている男を主人公にしてくれるのがありがたい。中年でも多くの人が抱えていることだ」という書き込みが、この回の空気を代表している。 盛り上がりは3つ。①母親が「明日は晴れ」と言い切って本当に晴れる導入(「母親が天気を当てるのは、天気が洗濯物に直結してるからだ」)②小柄なクルニが大猪を制圧し山から担いで下りる場面(「ゴールデンレトリバーの元気と、蟻の運搬力」)③そして翌週に控えた父子対決をめぐる予想合戦だ。「ベリルはとっくに父を超えていて、心の枷が外れていないだけ」という説と、「無意識に手加減していた展開は安易すぎて興ざめ。父が本物の怪物で、都に出てから伸びた息子がようやく並んだ、のほうが良い」という反論が並んだ。 編集部注: この第5話は、里帰り中のベリルが実家の道場や村の猪狩りに関わり、父モルデアとの立ち合いへ向かう回。第2期は2026年7月から水曜深夜に放送・Prime Video で配信中。
コメント 93 件
2,508 likesアニメYouTubeBLEACH、原作に無い一護の卍解シーンに海外ファン「もうアニメの方が正典だろ」論争勃発【海外の反応】
『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』の一護・新卍解シーンだけを切り出した海外クリップに、961件のコメント。最上位(2,508いいね)は「これマジでアニメオリジナルだから、原作には無いシーンだぞ」という驚きの声で、原作読者も含めて長年待ち望んだ展開への歓喜が広がった。 コメント欄では「もうアニメの方が正典で原作は先行未完成版」という説まで飛び出す一方、「いや原作はあくまで設計図だろ」と冷静に返す声、さらには「これ実はスケールダウンでは」という異論への反論合戦も起きるなど、原作に無い改変を巡って賛否が入り乱れた。 編集部注: 千年血戦篇のアニメは原作者・久保帯人氏が監修についており、原作の駆け足展開を補うオリジナル場面を随所に追加している。
コメント 961 件
4,088 likesアニメYouTubeBLEACH第45話、織姫の覚醒シーンだけ切り出した動画に「織姫叩きはもう許さん」の大合唱【海外の反応】
『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』第45話、織姫がユーハバッハを消し去る覚醒シーンだけを切り出した海外クリップに、1,154件のコメント。最上位(4,088いいね)は「織姫への誹謗中傷はもう一切許さない!」という宣言で、長年“空気”“戦えないキャラ”と叩かれてきた織姫の評価が、このワンシーンで完全にひっくり返った様子がうかがえる。 コメント欄では藍染の古いセリフとの伏線回収を指摘する声、茶渡の出番の薄さを惜しむ声、恋愛方面の深読みまで、織姫評価の急上昇を巡ってさまざまな角度の反応が飛び交った。 編集部注: このクリップは第45話全体ではなく織姫の覚醒シーンだけを切り出した拡散用動画で、同じ話数を扱った実況動画(当サイト既報)とは別の海外反応。
コメント 1154 件- コラムアニメ
海外は作画を褒める、は本当か。訳したコメント11,705件を全部数えてみた
7月の終わりに、日本と海外ではコメント欄の性格が違うという話を書いた。毎晩どっちも読んでいる僕の体感の話で、あのときは数字を一つも出していない。今日はその答え合わせをする。うちのサイトに溜まった対訳済みのコメントは、8月23日の時点で11,705件になった。海外の反応が7,379件、日本のファンの反応が4,326件、記事にすると525本ぶん。全部に語彙の辞書を当てて、何を語っているかで機械的に分類してみた。結果を先に言うと、僕の体感は半分当たっていて、いちばん自信があったところが見事に外れていた。