片田舎のおっさん剣聖9話、海外「言い訳をやめたベリルが強い」【海外の反応】
From Old Country Bumpkin to Master Swordsman Season 2 • Katainaka no Ossan, Kensei ni Naru II - Episode 9 discussion

『片田舎のおっさん、剣聖になる』第二期・第9話の r/anime 話数スレを人気順で101件読んだ。父を破って以降のベリルの変化が作画にも出ているという指摘が相次ぎ、コメント欄は「1シーズンずっと自分を卑下し続けたのには物語上の目的があった」という読みで一致していた。
もうひとつの主題が恋愛で、ベリルとアリューシアが元・師弟であることをめぐって賛否が割れた。成人同士なら年齢差は問題にならないという声に対し、非対称な力関係と倫理的な懸念を長文で整理する反論が付き、そこに日本と西洋の受け取り方の違いまで持ち込まれている。
『片田舎のおっさん、剣聖になる』第二期・第9話。r/anime の話数スレを人気順で101件読んだ。コメント欄の証言によれば、この回のベリルは父を打ち破って以降の変化がはっきり表に出ていて、いつもの「自分はただのおっさんだから」という前置きを省いて即断即決するようになったらしい。そして重傷を負ったヴェスターの生存が明かされる。
“父親を倒してから、ベリルが格段に決断力があって自信に満ちた人物として作画で描かれているのが本当に good だ”
I really like how the animation shows Beryl as way more decisive and confident now that he beat his dad
この「変わった」という指摘は、単なる印象論ではなく具体的な場面と結びつけて語られていた。しかも面白いのは、そこから逆算して「これまでの煮え切らなさは演出だったのだ」と読み直す流れになっていることだ。
“アリューシアですら、彼がいつもの「自分はただの年寄りだから」という定型をやらずに即座に依頼を受けたことに驚いていた”
Even Allucia was surprised when he immediately accepted the job without his usual "I'm just an old guy" routine
“同意。もう彼の上に天井が無いんだから、あとは青天井だ。頂点に到達したいなら、もう言い訳をしている余裕はない”
Agreed. He no longer has a ceiling above him, so now the sky's the limit. He can't afford to make excuses anymore if he wants to reach the top.
“同意。あの変化が彼の生活のあらゆる面に波及しているのがいい。1シーズンずっと生ぬるく自分を卑下し続ける彼を見せられてきたのには、ちゃんと物語上の目的があったわけだ”
Agreed. I like how that development is translating into all aspects of his life. Turns out seeing him be constantly lukewarm and put himself down for a whole season actually had a narrative goal.
そのうえで、彼が強くなった理由を「才能ではなく準備」に見ているコメントがあって、ここが今回いちばん腑に落ちる指摘だった。
“ベリルがクルニに、相手を模した剣の扱いに変えてくれと頼んだところが本当に好きだ。彼が剣の天賦の才だけに頼っているのではなく、新しい戦闘状況に適応するために努力していることを示している。 ヴェスターが生きていたのは良かった。これから妻になる人と幸せに暮らせる。 どう見ても最後の場面の騎士はローズだろう。 そしてベリルがついに自分の恋愛に向き合ったのは大きな進歩だ。今は先送りにしているとはいえ。大事なのは彼がそれを認めたことだ。”
I really like the part where Beryl asked Curuni to modify her sword handling to simulate the opponent. Goes to say that he is not just banking on his innate talent with the sword, but is working hard to adapt to new battle situations. Good thing that Vester is alive, he can still have a happy life with his soon-to-be wife. Obviously, that knight in the last scene is Rose. And Beryl finally dealing with his love life is a great progress, even though he is delaying it for now. The important thing is he acknowledged it.
ヴェスターの生存については、安堵と同時に「騎士には戻れない」という現実的な受け止めもあった。そしてその一件が、ベリルの動機に復讐の色を足したのではないかという見方も出ている。
“ベリルは明らかに変わった。父を倒したことで自分と自分の技への自信を得たけれど、ヴェスパーの件が彼の復讐心を以前より強くしたようにも見える。こういう彼を見るのは興味深い。ヴェスパーが生きていると聞けて嬉しい。死んだと思っていた。ただ騎士として復帰できないのは残念だ。 ベリルはすでにアリューシアの気持ちに気づいていて、彼が教え子たちに置いてきた距離感が好きだったから、この作品で恋愛がどう進むのかは気になる。ただシュエステへの返答を見る限り、今は他に考えることがあるようだ。”
Beryl is noticeably different. He gained confidence in himself and his skill after beating his father, but what happened with Vesper has seems to have made his thirst for revenge feel more powerful than before. It's interesting to see him like this. I am glad to hear Vesper is alive, I thought he died, it's just too bad he won't be able to return as a knight. Beryl has already picked up on Allucia's feelings, and I have liked the distance Beryl puts on his students, but I do wonder how the romantic developments would happen in this series. But with Beryl's response to Shueste, he's got other things to think about right now.
“ヴェスターが重傷とはいえ生きていてくれて、それだけで嬉しい。心根が正しい人だから、これからも良い影響を与えられるはずだ。 余談だけど、FF14をやった人にはアレンヴァルドとフォルドラを強く連想させる”
I'm just happy that Vester is still alive, even if he's been badly injured. I'm sure that he can still make a positive difference in the future, since his heart is in the right place. Side note, but I'm strongly thinking of Arenvald and Fordola with this, for those who've played Final Fantasy 14.
で、スレが本格的に割れたのが恋愛の話だった。ベリルとアリューシアは元・師弟である。ここに海外の視聴者は正面から踏み込んでいて、賛否がきれいに分かれた。しかも単なる好き嫌いではなく、力関係の非対称をどう見るかという話になっていて、片方は文化差の話にまで踏み込んでいる。
“アリューシアを応援している。彼女は成人した女性だ。ベリルと、完全に大人になった元教え子との恋愛を排除する理由は無い”
I am rooting for Allucia. She is a grown woman. There is no reason to rule out a romance between Beryl and a fully adult former student.
“いや、理由はある。それに同意するか、妥当だと感じるかは別の話だけど。二人の関係は非対称な力関係の上に成り立っている。彼女は今でこそ(若い)成人だが、彼への認識は今もその枠組みに色づけられ、ある程度その枠のままだ。そこには相応の懸念と倫理的な問いが生じる。とくに西洋の観客の文化的な見方ではそうだ。 一方でこれは何よりもまず日本の観客向けに書かれた作品で、そこではこうした立場と力関係をまたいだ関係は、普通そこまで問題視されない。とくに「上位の」男性から「下位の」女性へ、という形ではそうで、ある程度は当たり前のものとされている(ほぼすべての人類文化でそうだったし、そこに倫理的な問題やリスクがあるのかと主流の感覚として問うようになったのは比較的最近のことだ)。 それに、この物語がアリューシアの想いが見当違いなのか、あるいは無自覚に誘導されたものなのかを問う気配は見当たらず、彼女はこの件について頭がはっきりしていると完全に前提している。だから不快に思う人は、それが有り得る(そしておそらく可能性の高い)結末だと諦めておくのが一番だろう”
Eh, there are reasons, although whether we agree/find those reasons to be valid is another matter. Their relationship is couched in an asymmetrical power dynamic. While she is a (young) adult now, her perception of him is still colored and even still somewhat framed in those terms. That brings up a lot of reasonable apprehensions and ethical questions, especially to the cultural views of a Western audience. On the other hand, this is first and foremost written for a Japanese audience, where relationships developing across such a status and power dynamic is not usually regarded as so questionable. This is especially the case for a 'superior' man to an 'inferior' woman and even somewhat normalized (as it has been across almost every human culture, where questioning if there are any ethical problems or risks as a mainstream perception is a relatively recent development). I also see no indication that the story is interested in questioning whether Allucia's infatuation is misplaced or inadvertently groomed but is fully assuming she is clearheaded in the matter, so those who find it objectionable are probably best resigned to it as viable (and I suspect even probable) outcome, regardless.
“全面的に同意。彼女は地に足がついていて勤勉で、自分で判断を下す能力が完全にある。結局のところ、双方が成熟した大人である限り、年齢差がいくつあろうと本当に何の意味も無い、ということを思い出す必要がある”
Absolutely agreed. She's grounded, diligent and completely capable of making her own decisions. At some point, you have to remember that as long as they are both mature adults, whatever age gap they may have really amounts to nothing.
“この作品には、ベリルが総じてとても慎重で、根っから善良な人間だという利点があると思う。 それがベリルの、とくに元教え子たちとの奇妙な関係が持つ恋愛の筋を、いくらか和らげてくれている”
I think the show has the benefit of Beryl being generally a very careful person who is genuinely good-natured. I think that helps the romance subplots soften a bit of the odd relationships Beryl has, especially with his former students
“完全に自信を得たベリルが本当に好きだ。もう何事にも手を抜いていない。 彼女への返答も良かった。どの状況にもきちんと向き合う前に、彼には整理すべきことがたくさんある アリューシアを幼い少女以外の何かとして見るのは、きっとつらいことだろう。彼女は彼に師事していた頃、すごく若かったよな? 断って彼女を傷つけたくはないけど、それは大きなハードルだ……二人の年齢差が正確にどれくらいかは分からないが。 それと、敵はもう街に潜り込んでいるようだ”
I really like this fully confident Beryl, he's not playing around with anything anymore. I also like his response to her, he's gotta figure out a lot before he can properly address any of the situations It must be tough to consider Allucia in any way other than a little girl..she was very young when she trained with him right? I wouldn't want to hurt her by turning her down but that is a huge hurdle...I don't know their age gap exactly. But looks like the enemy has already infiltrated the city.
天井が無くなった男が、才能ではなく準備で勝ちにいく。その横で、視聴者は元・師弟の距離感について真面目に倫理を議論している。おっさんが強くなる話のコメント欄が、いちばん時間を使っているのがそこだというのは、この作品らしい。
よくある質問
- 片田舎のおっさん剣聖9話でベリルはどう変わった?
- コメント欄では、父を倒して以降の自信が作画にまで出ていると指摘されている。アリューシアですら、彼がいつもの「自分はただの年寄りだから」という前置きを省いて即座に依頼を受けたことに驚いていた、という証言もあった。闘気を任意に出せるようになった点や、クルニに相手を模した剣の扱いを頼んで対策を練る姿勢も挙げられている。
- ヴェスターは死んだの?
- コメント欄によれば生存が明かされている。ただし重傷で、騎士として復帰することはできないという受け止めが語られていた。「心根が正しい人だから、これからも良い影響を与えられるはずだ」と書くコメントもあった。
- ベリルとアリューシアの恋愛は海外でどう見られている?
- 割れている。「彼女は成人した女性で、完全に大人になった元教え子との恋愛を排除する理由は無い」「双方が成熟した大人である限り年齢差は意味を持たない」という肯定側に対し、二人の関係が非対称な力関係の上に成り立っている点を挙げ、倫理的な懸念があると論じる反論が出ていた。同じコメントは、日本の観客向けの作品ではこうした関係が問題視されにくいという文化差にも触れている。
片田舎のおっさん剣聖8話、海外「ベリルがやっと主人公してる」【海外の反応】
“ベリルがやっと主人公らしく動いてる。最高だ”
この反応を読む「片田舎のおっさん、剣聖になる」の海外の反応は、この記事をふくめ全 12 本。 作品ページでまとめて読む →
ほかの作品もふくめた最新の反応は、アニメの海外の反応まとめで毎日更新しています。
ほかの反応も読む
- 片田舎のおっさん、剣聖になる
アニメr/anime片田舎のおっさん剣聖10話 傭兵の寝返りに海外「脚本が雑」で論争【海外の反応】
片田舎のおっさん、剣聖になるⅡ第10話で、前回の敵だった傭兵団が味方として現れた。r/animeの話数スレを人気順に101件読むと、この一点で議論が真っ二つに割れている。『同じ集団を雇って前の仕事を帳消しにさせるのは、双方にとって筋が通らないし脚本としても疑問だ』という批判に対し、『これは脚本の悪さではなく戦略の悪さだ』という反論が入った。 反論側の根拠は中世の傭兵の実態で、より高く払う側に付くため、かつての味方と戦ったり、かつての敵と肩を並べたりする事例が記録に残っている、という説明が並ぶ。さらに『雇うこと自体は悪手ではなく、この文脈が問題なのだ』と論点を絞り込む書き込みも出た。そのほか、あれだけ警備を固めた式場に正面から侵入されたことへのツッコミや、ミュイの訓練内容、ルーシーが結婚相手候補に見られていないことへの不満も並んでいる。 編集部注: r/animeの公開RSSから取得しているため票数は取れない。件数は取得できた範囲のもので、スレ全体の総数ではない。最後は、前回やられた仲間の落とし前を求める一言で締まる。
コメント 101 件
1,889 likesアニメYouTubeヤニねこの喫煙本数を海外が全部数える「500本」【海外の反応】
日本のショートアニメ『ヤニねこ』に登場する煙草を一本残らず数えるという動画に、海外ファンから295件のコメントが集まった。動画が出した結論は500本で、その数字をそのまま繰り返すコメントが1,889いいねを集めて最上位に来ている。 本数のインパクトだけでなく、依存症というネタにされがちなテーマをコメディの体裁を崩さず真面目に描いていると評価する声も多く、実体験を交えたコメントが支持を集めている。数える作業の過酷さと、こういうアニメを見ていることを人に言いづらいという気まずさを笑うコメントも定番になっている。 編集部注: 『ヤニねこ』はチェーンスモーカーの猫を主人公にした日本のショートアニメ。日常の中の喫煙・依存というテーマをコメディタッチで描く作風で知られる。
コメント 295 件
22,615 likesアニメYouTubeBLEACH、白の剣術指南に海外「全部チュートリアルだった」【海外の反応】
BLEACH千年血戦篇の内なる世界の場面で、白(ホワイト)が一護に斬月の正しい振り方をずっと教えていたのに、当の一護がまるで聞いていなかったという切り抜き動画に、海外ファンから1341件のコメントが寄せられた。最も支持を集めたコメントは22,615いいねを獲得し、「あれは全部チュートリアルだったのか」という気づきに賛同が殺到している。 コメント欄では、白が鎖を鞭のように操ったり刀を手元へ瞬時に呼び戻したりする具体的な技が次々と挙げられ、単純なはずの斬魄刀をここまで見応えのあるものに変えたと評価される一方、一護が白を「体の中の敵」だと思い込んでいたせいでその型を一切吸収しなかったという皮肉にも話が向かう。 編集部注: 白(ホワイト)はBLEACHで一護の内なる虚(ホロウ)の人格で、斬月の本来の姿ともされ、内なる世界で度々一護と対峙してきた。千年血戦篇は原作最終章のアニメ化で、Studio Pierrotが制作している。
コメント 1341 件- コラムアニメr/anime(朝日新聞の鈴木敏夫インタビューをAUTOMATON WESTが英訳した記事のスレッド)
ジブリ風AI画の海外の反応。鈴木敏夫Pが取材を全部断っていた理由と、宮崎駿の生命に対する冒涜がいまも誤解されている話
ジブリのプロデューサーの鈴木敏夫さんが、ジブリ風AI画像が出回っていたころの取材依頼をぜんぶ断っていた。どうせ飽きるから、というのがその理由で、朝日新聞のインタビューでそう話している。この記事が英語になってr/animeに貼られた日、僕は荒れるほうに賭けていた。開いたら、上から下までほぼ全員が同意していた。毎晩コメント欄を訳している側として、この全面同意のほうに驚いた。ここでは、その日のスレで実際に何が言われていたか、英語圏のファンがAI製のものを指して使うslopという言葉、そして宮崎駿さんの生命に対する冒涜がいまも誤解されたまま出回っている件を、順番に書いていく。