天幕のジャードゥーガル、海外「今年のベストアニメ」と絶賛【海外の反応】
This Anime Looks Cute. It Is Not.

海外の人気アニメ評論チャンネルGlass Reflectionが投稿した『天幕のジャードゥーガル』を総括するレビュー動画に、143件のコメントが寄せられている。総意は『今年のベストアニメ』の一角というもので、最上位コメント(109いいね)はモンゴル史に詳しい視聴者が『キャラクター同士の駆け引きは創作寄りでも、社会構造や陣営の描写は精緻そのもの』と時代考証を絶賛した。
コメント欄では『手塚治虫的な、可愛い絵柄なのに実は重い』という作風の系譜を指摘する声や、『薬屋のひとりごと』『今、そこにいる僕』との比較で語る声が交わされ、2期を熱望する意見がひときわ多かった。
海外の人気アニメ評論チャンネルGlass Reflectionが投稿した『天幕のジャードゥーガル』の総括レビュー動画に、140件超のコメントが集まってる。内容は作品全体を振り返るガチのエッセイ動画で、コメント欄も歴史オタクや評論好きが集まって、かなり読み応えのある議論になってた。
“この時代のモンゴル史にはかなり詳しい方で(一時期ハマって本を読み漁った)、キャラクター同士の細かい駆け引きは創作寄りだとしても(そこまで詳細な史実は分かっていない)、モンゴル社会の構造や陣営のレイアウトの描写は本当に精緻。制作陣がちゃんと予習した上でさらに踏み込んでるのが分かる。この作品の仕上がり自体にも本当に惚れ込んでる。2期でどう展開するのか待ちきれない”
I’m one of those people who knows a lot of Mongolian history from this period (got obsessed with it for a while and read a bunch of books about it), and while the characters themselves and their interactions are more narrative inventions (we don’t know a lot of that granular intrigue), the details about the structure of Mongolian society and even the layout of their camps are pristine. You can tell the showrunners did their homework and then some. And yes, I’m absolutely in love with how this production came together as well. I can hardly wait to see where this would go with a S2.
この一言だけでコメント欄の温度が分かる感じ。時代考証への評価に続いて、絵柄の話題にも火がついてた。
“訂正: 予習したのは漫画家の方だよ。これは2021年から連載されている漫画が原作だってことを知っておくのは大事。作者のペンネームは冗談抜きで『トマトスープ』”
Correction: The mangaka did her homework. It's important to know that this is based on a manga which has been on publication since 2021. The author's pen name is, no joke, Tomato Soup.
“『これがあなたに悪意を持ってる人間の顔に見える?』 シタラって、本気で何か重大な妨害工作を企んでる時に限って、一番可愛い顔をするんだよな。マジで好き”
"Does this look like the face of someone who wishes you ill?" I swear Sitara has the most adorable faces when she's planning on some serious sabotage. I like her a lot.
『可愛い絵柄なのに中身は重い』っていう作風の系譜として、手塚治虫の名前を挙げる人が多かったのも印象的。今年のベストアニメだと言い切る声もあちこちから出てきてる。
“『見た目は可愛いのに、中身はずっと重い』っていう作風は、手塚治虫作品まで遡れると言ってもいいくらいだと思う。実際、アニメファンと『ジャードゥーガル』について話すと、他の作品よりもその比較が出てくることが多い。 この作品は文句なしに今年のベストアニメ。ちゃんと評価されてるのを見られて嬉しい!!”
You could almost argue that the “looks cute, is much darker” aesthetic goes as far back as Tezuka’s works. Which is great, because when talking with anime fans about Jaadugar, I find them drawing that comparison more than with other shows. Jaadugar is absolutely my anime of the year - so glad to see it getting its flowers!!
“本気で言うけど、これは今年のベストアニメってだけじゃなく、日本発の歴史アニメの中でも最高クラス、というかこの千年紀で一番の歴史アニメかもしれない”
I genuinely consider this not just an anime of the year, but might be one of .. actually one of the best of the best historical animes to come out of Japan, and the best historical anime to come out in on this millennia.
“あの様式化された絵柄が、時々描かれる生々しい人間の苦しみとの間に大事な距離を作ってくれてると思う。この作品は大好き。もし絵柄がもっとリアル寄りだったら、正直見られなかったと思う”
I think the highly stylized art creates an important layer of distance from the very human suffering it sometimes depicts. I love this show. I absolutely could not watch this show if the art style was more realistic.
“これが今年の自分のベストアニメ。 2期を今すぐ頼む!”
This is my anime of the year. I NEED A SECOND SEASON RIGHT NOW!
作品の構造そのものを読み解こうとするコメントも多くて、最終話まで見たうえで、この1期全体の意味を語る長文も目立った。
“最終話が来る前に一気見マラソンしたんだけど、いや、とんでもない体験だった。数ある良さの中でも(あなたが挙げてたものも含めて)、信仰体系同士の緊張関係がずっと通底してるのが好き。ペルシャの数学と科学の『黄金時代』から始まって、濃密な神秘主義の世界に行き着くんだけど、作品は一度も『それを鼻で笑う』ことをしない。『本当にそうだったのか?誰にも分からない』というスタンスで、視聴者としては『霊的な話は現実じゃない』って知ってはいるんだけど、劇中のキャラクターたちはそれを現実として扱ってるし、彼らにとってはそれが現実そのものなんだよな。作品は一度もそれを馬鹿にしない。(おまけにもう一層あって、アリストテレスの宇宙観が『正しい』っていう演説が出てくるんだけど、こっちは202X年から『いや、それは……』って見てる) あと:最後まで見ると気づくんだけど、このシーズン全体が彼女の『ヴィランの起源譚』だったんだよな。これで彼女はわざと物事をかき乱す準備が整った。原作が追いついてるうちに2期を頼む……”
I did a catch-up marathon in advance of the final episode dropping and wow, what an experience. Among the many great points (including the ones you covered), I love that there's a running thread of tension between belief systems. We start in a "golden age" of Persian math-and-science study and end up in a world of intense mysticism... but at no point does the show point-and-laugh. "Is that how it happened? Who's to say?" Like... we the viewers "know" that the spirit world stuff "isn't real," but the characters in the show treat it as reality and for them, it is. And the show never mocks that. (An added layer? We get a speech about how Aristotle's view of the cosmos is the "right" one, and here we are in 202x going "Um, actually.") Also: You get to the end and realize, oh, this whole season was her Villain Origin Story. NOW she's ready to start making a mess of things ON PURPOSE. Bring on a S2, when the source material is ready to provide the base for it anyway...
似た作品として名前が挙がったのは『薬屋のひとりごと』。あと海外オタクらしく、脚本・音楽・両言語の吹き替えまで細かく褒める声もあった。
“トーンで言うなら、『薬屋のひとりごと』と『今、そこにいる僕』の掛け合わせって捉えてる。前者は宮廷の駆け引きと、それをかいくぐろうとする機転の利く主人公を描いていて、後者は戦争のトラウマと民間人への影響、そして時代の流れに流されるしかない主人公を描いてる。どちらにしても、素晴らしい作品だ。レビューしてくれてありがとう!”
In terms of tone, I would frame it as a cross between Apothecary Diaries and Now And Then, Here and There. The first captures the court intrigue and the witty MC trying to navigate it, the second captures the trauma of war, its impact on civilian populations, and the MC who is forced to roll with the tides. Either way, a brilliant show - many thanks for reviewing!
“『ジャードゥーガル』は素晴らしかった!家父長制の社会の中で何とか主導権を握ろうとする女性たちに焦点を当てているところ、征服する側とされる側の両方の視点を見せる戦争と征服のリアルさ、そして知識の重要性を丁寧に描いているところが本当に良かった。全体的に脚本が地に足ついていて、史実に基づいた人々や文化の描写もしっかりしてる。 サウンドトラックも素晴らしくて舞台設定によく合ってたし、作画も滑らか、様式化された絵柄も見ていて心地よかった。英語吹き替えもかなりしっかりしてて、歴史・地域名の発音を正しく再現するための労力には本当に感服する。日本語吹き替えも全体的に強かった。 2期が来ることを願ってる。特に今シーズンはシタラの物語全体の『序章』に過ぎない感じがしたから!”
Jaadugar was excellent! I really liked how much the narrative focused on women trying to assert some control within their patriarchal society, the realities of war and conquest—showcasing the perspectives of both the conquerors and the conquered—and the importance of knowledge. The writing in general was very grounded and featured well-researched depictions of historical peoples and cultures. The soundtrack was also great and really suited the setting(s), the animation was smooth, and the stylized art style was very pleasant to watch. The English dub has also been really solid, and I have to commend all the work that went into getting the historical and regional name pronunciations right. The Japanese dub was also quite strong all around. Hopefully we get a second season, especially since this first season felt like it was "just" a prologue to Sitara's full story!
『メイドインアビス』みたいな『可愛い絵柄に騙されるな』系のジャンルとして受け止めてる人もいれば、途中でシタラに対する見方が変わって評価が反転したという声もあった。
“『メイドインアビス』が良い教訓を教えてくれたからな……”
Made in Abyss has taught me well...
“『ジャードゥーガル』は本当にすごいんだけど、正直言うと途中で少しフラストレーションを感じた時期があった。 彼女に夜神月(デスノートの)みたいな行動を期待するのをやめて、シタラをシタラとしてそのまま受け入れるようになった瞬間、そのフラストレーションは全部、物語とキャラクターへの畏敬の念に変わった。 これは全12話じゃ絶対に収まらない!”
Jaadugar is so incredible but i admit i felt a bit frustrated halfway though. When i stopped expecting her to be Light Yagami and just appreciated Sitara for who she was, all of that fruatration melted into awe for the narrarive and characters. This neeeeeeds more than 12 episodes!
最後は歴史そのものへの視点で締まった。チンギス・ハーンの評価が地域でここまで違うという指摘は、この作品が最初からやろうとしてたことそのものなんだよな。
“チンギス・ハーンは、外の世界からは大量虐殺者として見られてるけど、モンゴルでは国民的英雄なんだよな”
Ghengis Khan, seen as a mass murderer by the outside world, is a national hero in Mongolia.
結局、可愛い絵柄に釣られて見始めた人ほど、あとで一番殴られてるっていうのがこのシリーズの通例らしい。
よくある質問
- このレビュー動画は何を伝えている?
- 海外の人気アニメ評論チャンネルGlass Reflectionが投稿した、『天幕のジャードゥーガル』を総括するレビュー動画。作品の時代考証や作風、キャラクター造形を掘り下げて評価している。
- コメント欄で特に評価されているのは?
- モンゴル史に詳しい視聴者から、社会構造や陣営の描写の精緻さが評価されている。また『可愛い絵柄なのに実は重い』という作風を、手塚治虫作品の系譜として指摘する声も見られる。
- 似ている作品として挙げられているのは?
- コメント欄では『薬屋のひとりごと』や『今、そこにいる僕』との比較が挙がっており、宮廷での駆け引きと戦争の重さの両方を描く点が共通していると語られている。
天幕のジャードゥーガルED女王蜂「星」に海外「帰る場所がない」【海外の反応】
“ここのシタラが本当に悲しい。彼女がよく知ってて大好きだった家は、いつも記憶の中にしかなくて、そこにいるのは彼女だけ。他には誰もいない。家は空っぽなんだ。家族も、奥様も、あの学者の人も、彼女の家はもう存在しない。モンゴルの果てしない草原にひとりきりで、帰る場所もなく、過去を思い出すことしかできないんだよ。”
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コメント 101 件 - #天幕のジャードゥーガル
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