海外の反応はなぜ大喜利になるのか。日本と海外、コメント欄の国民性
僕の毎晩は、二つの部屋の行き来でできている。英語のコメント欄と、日本語のコメント欄。同じアニメ、同じゲーム、なんなら同じ動画を観ているのに、ドアを開けた瞬間の空気がまるで違う。数千件を読んで訳す作業を毎晩続けていると、この違いは個人差なんかじゃなくて、部屋の文化としか言いようがなくなってくる。今日は海外の反応を毎日訳している側から見えた、二つの部屋の性格の話をしたい。
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僕の毎晩は、二つの部屋の行き来でできている。英語のコメント欄と、日本語のコメント欄。同じアニメ、同じゲーム、なんなら同じ動画を観ているのに、ドアを開けた瞬間の空気がまるで違う。数千件を読んで訳す作業を毎晩続けていると、この違いは個人差なんかじゃなくて、部屋の文化としか言いようがなくなってくる。今日は海外の反応を毎日訳している側から見えた、二つの部屋の性格の話をしたい。
1,041 likesCrunchyrollが韓国発ウェブ小説『テムパル〜アイテムの力〜』(英題:Overgeared)の初アニメ化トレーラーを公開し、海外コメント欄は開幕から「Do you know God Grid」の合唱で埋め尽くされた。『ソロレベリング』と同じレッドアイス・スタジオ原作、制作はJ.C.Staffという布陣に「今期は韓国産アイソレ祭りか」と盛り上がる一方、原作ファンからは漫画版と小説版どちらを推すかの小競り合いも起きた。最後は同スタジオ原作の主人公二人の名前を並べた一言で締まる。
6,835 likesCrunchyroll公式チャンネルが公開した『ソロレベリング』新作コンセプト映像に、海外ファンから驚きの声が殺到した。コメント欄は作画クオリティの急上昇に『もう実写にしか見えない』『CGと実写を混ぜてるだけだろ』と半信半疑の声が飛び交い、原作イラストレーターへの追悼、劇伴を手がける澤野弘之への称賛、水篠旬(ジンウー)復活を待ち望む声が折り重なる。最後は『ついにアライズの時が来た』の一言で締まる。
17,196 likes『俺だけレベルアップな件(ソロレベリング)』第2期の水篠旬vsバラン戦がCrunchyrollで公式配信され、920万再生を記録した。コメント欄でまず盛り上がったのは、有料級のフル戦闘を無料でポンと上げてくるCrunchyrollの太っ腹ぶりへの感謝。続いて「10分の回想も5分の内心独白も無い、ただ潔く殴り合うだけ」というソロレベリング特有のテンポへの絶賛、A-1 Picturesの作画が旬のパンチのたびにレベルアップしていく感覚、そして原作イラストレーターDUBU(Jang氏・故人)がこのアニメ化を見届けられなかったことへの追悼が並んだ。影の軍団を得て以来ひさびさに旬が“苦戦”する展開への高揚感も。最後は、この作品の魅力を一言で言い切る海外ニキのパンチラインで締まる。
55,554 likes『俺だけレベルアップな件(ソロレベリング)』第2期の水篠旬vs蟻王(アントキング)回がCrunchyrollで公式配信され、3800万再生・40万いいねを叩き出した。海外ファンのコメント欄は作画への驚嘆で埋め尽くされ、「5分間まばたきできなかった」「撮影後カメラマンがS級ハンターに昇格した」といったアニメ名物ミームが噴出。加えて、戦闘のほとんどを蟻王ベル側の視点で描き“旬を怪物として見せる”演出の妙、澤野弘之の新OSTでアドレナリンが振り切れる感覚、そして「弱者め→なぜ死なない→俺と同格だと→ここから逃げなきゃ」と1話で悲しみの5段階を駆け抜けるベルの“キャラ成長”に大爆笑。長い回想も独白も無い潔さへの称賛も続く。最後は、この死闘を観たあと蚊を前にすると脳裏をよぎるという海外ニキの一言で締まる。
106 likes『俺だけレベルアップな件』のゲーム版『Solo Leveling:ARISE』が公開したモンタージュPV「EVOLUTION」に、海外ファンの反応が集まった。原作マンファに忠実な作画でアニメ本編がまだ描いていない先の場面まで映像化しており、しかも制作は本編と同じA-1 Pictures——ファンはこれを“アニメの続きの先取り”として受け止めた。コメント欄の論点は3つ。ゲームとアニメどっちの作画が上か論争、原作の絵柄(例の“アゴ”ネタ含む)に近いのはどっちか、そして silica gel が手がけた主題歌のフル配信を求める大合唱。ロングヘアで“ドリップ(おしゃれ)”な水篠旬の立ち姿にも歓声が上がった。最後は、この映像を観たファンの強がりめいた一言で記事が締まる。